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BLあるあるを徹底解説|定番ネタ早見表

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BLあるあるを徹底解説

BL作品を何冊か読み進めると、別の作品なのに「あ、またこの展開だ」とニヤついてしまう瞬間がありますよね。あの既視感の正体が、いわゆる「BLあるある」です。ジャンルとして繰り返し使われてきた定番ネタやお約束のことを指します。お約束を知っておくと、初めての作品でも安心して楽しめますし、好みの傾向も言葉にしやすくなります。ここでは定番ネタの中身を、初心者にも分かるように一つずつほぐしていきます。

目次

BLあるあるとは何を指すのか

BLあるあるとは、BL作品のあいだで繰り返し登場する展開・設定・関係性のパターンを、読者が共通認識として笑い合える形にしたものです。定番ネタやお約束、ジャンルのテンプレと言い換えても、ほぼ同じ意味になります。

たとえば「最初は犬猿の仲だった2人が、いつのまにか離れられなくなる」という流れは、作品が違っても何度も出てきます。読者はこの流れを知っているので、序盤で険悪な空気を見ただけで「これは来るぞ」と先を期待できます。

注意したいのは、あるあるは「手抜き」とは違うという点です。お約束をどう調理するかが作家の腕の見せどころで、同じ素材でも味付けは無限にあります。定番だからこそ、ひねり方や外し方が際立つわけです。

BLあるあると腐女子あるあるの違い

似た言葉に「腐女子あるある」がありますが、指している対象が違います。混同したまま検索すると、ほしい情報にたどり着けません。

| 言葉 | 指している対象 | 例 ||——|————–|—-|| BLあるある | 作品の中の展開・設定・関係性 | ケガをして看病される、雨宿りで距離が縮まる || 腐女子あるある | 作品を楽しむ読者側の行動・心理 | 推しカプの順番に強いこだわりがある、職場では趣味を隠す |

つまりBLあるあるは「物語の中」の話、腐女子あるあるは「読んでいる私たち」の話です。読者側のあるあるが気になる方は腐女子あるあると特徴でオタ活を楽しむ方法も合わせて読むと、自分のオタ活を客観視しやすくなります。

この記事では前者、作品の中で繰り返されるBLあるあるを中心に扱います。

関係性のBLあるある定番ネタ

まず押さえたいのが、2人の関係性に関するお約束です。BLは関係性の物語なので、ここに定番が集中しています。

  • 犬猿の仲から始まる: ぶつかり合っていた2人が、ふとした拍子に互いの本音に触れて惹かれていく流れです。落差が大きいほど読者の満足度も上がります。
  • 幼なじみの距離感: 当たり前にそばにいた相手を、ある日「異性ではなく1人の人間」として意識し直す瞬間が描かれます。
  • 片想いの長期戦: 何年も想いを隠してきた側の健気さが軸になるパターンです。報われる瞬間のカタルシスが大きくなります。
  • 当て馬の登場: 主役カップルの間に割り込む第三者が出てきて、関係を揺さぶります。当て馬の扱いについては当て馬とは|恋愛もの・BLでの役割と当て馬扱いされた時の対処で役割を詳しく整理しています。

どれも一度は見たことがある流れだと思います。定番だからこそ、作家ごとの描き方の違いが楽しめます。

キャラ造形のBLあるある

次に、登場人物の性格や設定に関するあるあるです。BLでは攻めと受けという役割があり、それぞれに人気の型があります。

攻め側でよく見るのは、何でもこなす完璧な「スパダリ(スーパーダーリン)」タイプや、相手を一途に追いかける「執着攻め」です。執着攻めの行動には分かりやすい型があり、執着攻めの行動5類型|作品選びの見極め方で見極め方をまとめています。

受け側では、強気に見えて実は脆い「ツンデレ受け」や、自分から相手を誘うように見える「誘い受け」などが定番です。こうした役割名はBL用語として広く使われているので、覚えておくと作品紹介を読むときに迷いません。

役割や用語をまとめて知りたい方は腐女子用語やおいリバ掛け算の意味が入口として便利です。攻めと受けの基礎から、リバや掛け算といった応用までつながります。

シチュエーションのBLあるある

3つめは、2人の距離が縮まる「きっかけ」のお約束です。物語を動かすスイッチとして、何度も使われてきた場面があります。

  1. ケガや病気の看病: 弱った相手を世話するうちに、隠していた気持ちがあふれる流れです。
  2. 雨宿りや停電: 逃げ場のない密室的な状況が、2人の本音を引き出します。
  3. 酔った勢い: 普段は言えない言葉が酒の力でこぼれ、翌朝の気まずさへつながります。
  4. 同居・ルームシェア: 生活を共にすることで、相手の知らない一面が見えてきます。

これらは「だから安易」ではなく、「短いページ数で2人を近づけるのに効く」から定番化したものです。王道の安心感を味わいたいときに頼りになる展開でもあります。

設定・世界観のBLあるある

ジャンルそのものの設定にも、あるあると呼べる人気の型があります。代表的なのが特殊設定系です。

オメガバースのように、性別とは別の「バース」という属性で関係性を描く設定は、現代BLの大きな潮流になりました。ほかにも、地位や立場に差をつける「社長と部下」「先輩と後輩」といった力関係も繰り返し使われます。

ジャンルとしてのBLの成り立ちや定義そのものが気になる場合は、BLとは|ジャンルの定義・歴史・楽しみ方を入門者向けに解説を読むと、あるあるが生まれた背景まで理解しやすくなります。

あるあるを「地雷」と混同しないために

あるあるネタを楽しむうえで、一つだけ気をつけたいことがあります。定番ネタの中には、人によって強く苦手なものも含まれる点です。

たとえば当て馬の登場や、すれ違いを長く引っ張る展開などは、好きな人もいれば、読むのがつらい人もいます。あるあるだから誰でも平気、というわけではありません。

作品を選ぶときは、紹介文やタグで地雷になりそうな要素を先に確認すると安心です。お約束を知ることは、避けたい展開を見抜く力にもなります。自分の好みを言葉にする練習として、BL好きとは?ハマる理由と特徴で自分のハマり方を整理してみるのもおすすめです。

あるあるを覚えると読書がもっと楽しくなる

定番ネタを知っておくと、作品の良し悪しを自分の言葉で説明できるようになります。「このすれ違いの引っ張り方が絶妙」「ここで王道を外してきた」と分析できると、読書の解像度が上がります。

感想を仲間と共有するときにも、共通言語があると話が早く進みます。お約束を踏まえたうえで「ここが好き」と語れると、推しカプの魅力もより深く伝えられます。用語をさらに増やしたい方はBL用語検定上級に合格する必須用語100選で語彙を広げてみてください。

よくある質問

Q. BLあるあるはマンネリで飽きやすいということですか。

いいえ、逆です。お約束があるからこそ、作家ごとの調理の違いが際立ちます。同じ「犬猿の仲」でも、笑える話にも切ない話にもなります。定番を知っているほど、ひねりに気づけて楽しめます。

Q. 初心者はあるあるを覚えてから読むべきですか。

先に全部覚える必要はありません。何作か読むうちに自然と「またこの展開だ」と気づけるようになります。気づいたあるあるをメモしておくと、自分の好きな型が見えてきます。

Q. あるあるネタが多い作品は質が低いのですか。

質とは無関係です。定番ネタの密度より、その描き方や感情の掘り下げが作品の満足度を決めます。お約束を丁寧に積み重ねた王道作品は、長く愛される名作になりやすい傾向があります。

次のステップ

BLあるあるを入口に、用語や読み方を広げていくと作品選びがぐっと楽になります。次の記事から、気になるテーマを選んでみてください。

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