2つ目の夢垢を立ち上げた夜、プロフィール欄に貼るリトリンをどうするかで、わたしの手は完全に止まりました。片方は西洋ファンタジー世界の夢主、もう片方は現代学園モノの夢主。世界観もキャラ設定もまったく違うのに、リンク集だけ既存の夢垢と共用にすると、ページを開いたフォロワーに「この人は結局、何の垢の人なんだろう」と思わせてしまいます。かといって、安易にアカウントを増やして管理しきれなくなるのも怖い。あの晩のわたしと同じところで迷っている人は、かなり多いはずです。
先に結論をお伝えすると、リトリン(lit.link)は夢垢の数だけ複数作成できます。公式ヘルプにも複数アカウントの作成方法を案内するページが用意されているので、裏ワザではなく堂々と使っていい運用です。本当に考えるべきは「作れるかどうか」ではなく、「自分の夢垢は分けるべきなのか」と「増えたアカウントをどう管理するか」の2つになります。
この記事では、複数の夢垢を運営してきた経験をもとに、リトリンを分けるか迷ったときの判断チェックリスト、2つ目のリトリンを作る具体的な手順、ログイン情報が混ざらない管理術、夢垢ごとのプロフィール書き分けテンプレ、既存リトリンから分割するときの移行手順と告知文例まで、順番にまとめました。読み終える頃には、分けるかどうかを自分で判断して、必要な作業をその日のうちに終えられる状態になっています。
リトリンは複数作れる|夢垢ごとの垢分けは公式に認められた使い方
まず、いちばん気になっているであろう結論からです。
リトリンは、運営している夢垢の数だけ複数のアカウントを問題なく作成できます。2026年7月時点で、リトリンの公式ヘルプには「複数アカウントを作成する場合」という案内ページがあり、複数アカウントの作り方そのものが公式に説明されています。規約の隙間を突くようなグレーな使い方ではなく、運営側が想定している正規の使い方です。
実際、複数ジャンルで活動している夢女子の多くが、ジャンルごと・お相手キャラごとにリトリンを分けて、X(旧Twitter)のプロフィールURL欄をそれぞれ切り替えています。この章では、複数作成のルールと上限、料金について、公式情報で確認できた範囲を整理します。
複数アカウント作成のルールは「1つのメールアドレスにつき1アカウント」
リトリンで複数のアカウントを持つために覚えるルールは、実質たった1つです。
それは、「アカウントごとに別のメールアドレスを用意する」こと。リトリンのシステムは、1つのメールアドレスに対して1つのアカウントが紐づく仕組みになっていて、公式ヘルプでも「別のメールアドレスで登録する」か「別のLINEアカウントで登録する」かの2通りが案内されています。
LINEアカウントは1人1つで使っている人がほとんどなので、現実的にはメールアドレスを増やす方式一択と考えて大丈夫です。GmailやYahoo!メールのようなフリーメールなら、無料かつ数分で新しいアドレスを取得できるため、夢垢が3つ4つに増えても対応できます。
何個まで作れるのか|厳密な上限は明記されていない
「じゃあ最大何個まで?」という点も気になるところですが、公式ヘルプには「何個まで」という厳密な上限は書かれていません。登録に使えるメールアドレスやLINEアカウントの数だけ作成できる、という案内になっています。
つまり、夢垢とリトリンを1対1で対応させる運用は、数の面ではまず困りません。ただし後述するとおり、アカウントが増えるほどログイン情報の管理コストは確実に増えます。「作れる数」と「管理しきれる数」は別物なので、増やす前に次章の判断チェックリストを通してみてください。
料金は無料のまま|複数作成に課金は必要ない
リトリンは基本機能を無料で使えるサービスで、アカウントを複数作ること自体にも料金はかかりません。2つ目、3つ目のリトリンも、それぞれ無料プランのままで問題なく運用できます。
なお、リトリンには「リットリンクプラス」という月額制の有料プランもありますが、これはライブ壁紙やオープニングカバーといった装飾機能を追加するためのもので、複数アカウント作成の条件ではありません。料金は改定されることがあるので、装飾に興味が出て申し込む場合は、その時点の金額を公式サイトで確認するのが確実です。
夢垢のリトリンを分けるべきか|迷ったときの判断チェックリスト
作れることがわかったところで、次に考えたいのが「本当に分けるべきか」です。
白状すると、わたしは昔、勢いだけで垢分けして、3日後に「管理が面倒すぎる」と1つに戻した経験があります。逆に、まとめたままのリンク集が原因で、せっかく夢小説を読みに来てくれた人を別ジャンルのリンクの海で迷子にさせたこともあります。どちらの失敗も、分ける・分けないの判断基準を持っていなかったのが原因でした。
ここでは、その反省から作った判断チェックリストを共有します。
リトリンを分けた方がいい夢垢の特徴
次の表のうち、3つ以上当てはまるなら分けどきです。
| 当てはまる状況 | 分けた方がいい理由 |
|---|---|
| ジャンルがまったく違う(西洋ファンタジーと現代学園モノなど) | 世界観が混ざって、どちらのフォロワーにも刺さらないページになる |
| 夢主の名前・口調・人格が夢垢ごとに違う | 同じページに並ぶと設定の矛盾や解釈違いが見えてしまう |
| フォロワー層がほぼ重なっていない | 相手にとって関係ないリンクが増え、ページ全体がノイズになる |
| 片方だけ鍵垢・半鍵で運用している | 公開範囲の違うリンクが同居すると、伏せたい情報の入口が漏れやすい |
| 全年齢向けと成人向けで投稿先を分けている | ゾーニングの観点から、入口になるリンク集ごと分けるのが安全 |
| 更新頻度が大きく違う | 更新が止まって見える側につられて、夢垢全体の印象が下がる |
1つのリトリンにまとめたままでいい夢垢の特徴
逆に、次のような状態なら、無理に分ける必要はありません。
- 同じ作品・同じジャンルの中で、お相手キャラだけが複数いる
- 夢主の設定が共通で、口調やプロフィールを書き分ける必要がない
- フォロワーがほぼ同じ顔ぶれで、相互フォローも共通している
- 更新が月に数回以下で、アカウント管理に手間をかけたくない
- 載せたいリンクの合計が10個前後に収まっていて、ページが渋滞していない
この状態で分けると、管理コストだけが増えて、更新が両方とも止まるパターンになりがちです。まとめたまま、リトリン内の見出しで「〇〇関係」「△△関係」とセクションを区切る方が続けやすくなります。
迷ったら「開いた人に3秒でだれ向けのページか説明できるか」で決める
チェックリストでも決めきれないときは、自分のリトリンを開いて、こう自問してみてください。「初めてこのページに来た人が、3秒でだれ向けのページかわかるか」。
スクロールしないと目的のリンクにたどり着けない、ジャンルの違うリンクが交互に並んでいる、自己紹介文がどの夢主の声なのかわからない。この状態になっていたら、フォロワー目線ではすでに「ごちゃついたページ」です。
それでも迷う場合は、段階を踏むのがおすすめです。まずは1つのリトリンの中で見出しを立てて区切ってみて、それでも窮屈になってきたら分ける。わたしも2回目の垢分けはこの手順で進めて、今度は出戻りせずに済みました。
ちなみに、きちんと基準を満たした状態で分けた2回目は、効果もはっきり体感できました。新しい夢垢のリトリンを貼ってから、マシュマロに届く感想がそのジャンルの話題だけになり、プロフィールを見てくれた相互さんから「ページの雰囲気で世界観が伝わる」と言ってもらえたのです。分けるべき状況で分ければ、リトリンはただのリンク集ではなく、夢垢の看板として働いてくれます。
夢垢用リトリンを2つ目以降も作る手順|準備から登録完了まで
分けると決めたら、作業自体は30分ほどで終わります。ここでは、2つ目以降のアカウントを作るときならではのつまずきポイントに絞って、順番に解説します。
新しい夢垢専用のメールアドレスを先に取得しておく
最初にやるべき準備が、これから作るリトリン専用のメールアドレスの用意です。
おすすめは無料で使えるGmailです。Gmailには1つのアカウントを複数のアドレスのように見せる「エイリアス機能」もありますが、後々の管理で混乱しないためには、夢垢ごとに新しいGmailアカウントを取得する方が分かりやすい運用になります。「characterA.yume@gmail.com」のように、どの夢垢用か一目で見分けられるアカウント名にしておくと、複数運用時の取り違えが起こりにくくなります。取得したら、その場でスマートフォンのGmailアプリにアカウントを追加しておいてください。あとで届く認証メールの確認が一瞬で終わりますし、リトリンからのお知らせも見落とさなくなります。
あわせて、新しいリトリンに載せたい情報をメモ帳アプリに書き出しておくと、登録後の設定が一気に進みます。
- X(旧Twitter)の夢垢URL
- 小説やイラストを置いているpixivやprivatterのURL
- 匿名で感想を受け取るマシュマロやWaveboxのURL
- リクエストや感想用のGoogleフォームのURL
- お相手のイメージソングを集めたプレイリストのURL
何を載せるか迷う場合は、リトリンの書き方と書くことリスト例で項目のテンプレを確認しておくと手が止まりません。
既存アカウントからログアウトしてから新規登録する
ここが2つ目作成でいちばん引っかかりやすいポイントです。
すでに別の夢垢のリトリンにログインしている状態では、新規登録に進めません。先にメニューから「ログアウト」を選んで、まっさらな状態に戻してから、リトリン公式サイトの新規登録ボタンをタップしてください。
登録方法の選択肢では、「メールアドレスで登録」を選び、先ほど用意した夢垢専用のアドレスを入力します。LINE登録を選ぶと普段使いのLINEアカウントと紐づいてしまい、2つ目以降が作れなくなるので、夢垢運用ではメールアドレス方式が無難です。
登録を進めると、入力したアドレス宛に確認メールが届きます。本文のURLをタップすれば本登録完了です。なかなか届かないときは、迷惑メールフォルダを確認してみてください。それでも見つからない場合は、アドレスの入力ミスの可能性が高いので、最初からやり直すのが早道です。
URL(lit.link/〇〇)は夢垢名に寄せて設定する|後から変更もできる
登録時には「lit.link/〇〇」の〇〇部分にあたるURLを自分で設定します。夢垢のキャラクター名や夢主名に関連する文字列にしておくと、URLを見ただけでどの夢垢のリトリンか判別できて便利です。
ここで1つ、以前のわたしのように誤解している人が多いポイントを訂正させてください。このURLは、登録後でも設定画面から変更できます。公式ヘルプにも変更手順の案内ページがあるので、「一生モノのIDだから」と登録画面で1時間悩む必要はありません。ただし、URLに記号は使えないと案内されているため、英数字の組み合わせで考えます。また、変更した場合はSNSに貼ってある旧URLをすべて貼り替える必要が出てくるので、最初からしっくりくる文字列にしておくに越したことはありません。
本登録が済んだら、アイコン画像・ヘッダー・自己紹介文・各リンクを設定していきます。ページ全体の構成例は夢女子向けリットリンクの作り方にまとめてあるので、初期設定を最短で終わらせたい人は先に眺めておいてください。
複数の夢垢リトリンを混乱せず管理する3つのコツ
2つ目のリトリンが完成すると、次にやってくるのが「どっちのアカウントのパスワードだっけ問題」です。わたしは深夜に更新しようとして、3回連続でログインに失敗し、そのまま寝たことがあります。そうならないための管理術を3つ紹介します。
パスワード管理アプリにログイン情報を夢垢ごと保存する
夢垢ごとにメールアドレスとパスワードの組み合わせが違う以上、全部を暗記するのは無理があり、使い回しはセキュリティ的に危険です。
そこでパスワード管理アプリの出番です。1PasswordやBitwardenのようなアプリにログイン情報を暗号化して保存しておけば、「Aキャラ夢垢リトリン」といった名前で登録でき、ログイン時の自動入力で切り替えも速くなります。夢垢専用のデジタルな鍵束と考えると分かりやすいです。
各リトリンの編集ページURLをブックマークしておく
更新のたびにログアウトとログインを繰り返すのは、地味に心が折れます。
そこで、各夢垢のリトリンの編集ページのURLをブラウザのブックマークに登録しておきましょう。「A夢垢リトリン編集」「B夢垢リトリン編集」と分かる名前を付けておけば、ワンタップで目的の編集画面に飛べます。更新頻度が高い夢垢ほど、この時短効果は大きくなります。
どのメールアドレスがどの夢垢か対応表を残す
いちばんアナログですが、機種変更やアプリのトラブルのときに最後に効くのがこれです。メモアプリと紙の手帳のどちらか(できれば両方)に、次のような対応表を残しておきます。
| 記録する項目 | 記入例 |
|---|---|
| 夢垢名 | Aキャラ夢垢(西洋ファンタジー) |
| 登録メールアドレス | characterA.yume@gmail.com |
| リトリンURL | lit.link/characterayume |
| パスワードのヒント | 彼の誕生日+好きな花(本体はパスワード管理アプリへ) |
パスワードそのものではなく「ヒント」だけを書いておくのがポイントです。デジタルとアナログの両方に記録があると、夢垢が増えても取り違えが起こりにくくなります。
夢垢ごとのプロフィール書き分けテンプレ|コピペして使える3パターン
リトリンを分けた後、意外と手が止まるのが自己紹介文の書き分けです。同じ中の人が書いている以上、放っておくと全部同じ文面になり、分けた意味が薄れてしまいます。
書き分けの基本は「口調」「情報量」「注意書き」の3点
プロフィールの書き分けで意識するのは次の3点です。
- 口調: その夢垢の世界観に合わせた声(夢主寄りか、中の人寄りか)をページ内で統一する
- 情報量: そのジャンルのフォロワーに関係ない情報は書かない(別夢垢の話題は出さない)
- 注意書き: 転載可否・感想の受付先・交流スタンスなど、トラブル予防の一文を必ず入れる
この3点さえ押さえれば、文章量は3行で十分です。1行目に「何の垢か」、2行目に「何が置いてあるか」、3行目に「スタンスと注意書き」という構成が、リトリンの表示幅ともなじみます。
そのまま使える書き分けテンプレ3種
3行構成のテンプレを、系統別に3つ用意しました。〇〇や□□を自分の夢垢の情報に置き換えて、そのまま貼り付けて使ってください。
テンプレA: 世界観重視のファンタジー系夢垢向け
- 1行目: 〇〇(作品名)の△△(お相手)に囚われた夢主・□□の記録
- 2行目: 物語の続きは、下の書庫(pixiv)に眠っています
- 3行目: 言の葉(感想)はマシュマロへ。転載はお控えください
テンプレB: 現代・学園系の軽やかな夢垢向け
- 1行目: 〇〇の△△くんに毎日心臓を撃ち抜かれている□□の垢です
- 2行目: 短い妄想はXに、長い話はpixivに置いてます
- 3行目: 感想をもらえると3日は生きられます。無断転載はごめんなさい
テンプレC: 複数ジャンルをまとめるハブ用(事務型)
- 1行目: □□の創作まとめページです(ジャンル雑多)
- 2行目: ジャンル別のリンクは下の見出しごとに分けています
- 3行目: ご連絡・リクエストはフォームからお願いします
自己紹介の土台になる夢主のプロフィール項目そのものを整えたい場合は、夢主テンプレの作り方|プロフィール項目と例文を先に済ませておくと、リトリンに載せる文章がブレません。
既存のリトリンから分割するときの移行手順と告知文例
すでに1つのリトリンに全ジャンルを詰め込んでいる場合は、「新しく作って、引っ越して、整理する」の順で進めます。フォロワーを置き去りにしないための告知文例もセットで用意しました。
移行は「新規作成→貼り替え→整理→告知」の順で進める
- 新しいメールアドレスで2つ目のリトリンを作成する。前章の手順どおりに、分けたい夢垢専用のアカウントを先に完成させます。
- 元のリトリンを見ながら、移す項目だけを新リトリンに設定する。リンクのURLはコピーして貼り直すだけなので、作品が消える心配はありません。
- 新しい夢垢のSNSプロフィール欄のURLを、新リトリンに貼り替える。ここを忘れると、せっかく分けたページに誰もたどり着けません。
- 元のリトリンから、移し終えた項目を削除して整理する。残す側のページがすっきりして、どちらのフォロワーにも見やすくなります。
- 両方の夢垢で告知する。タイムラインは流れるので、固定ポストにしておくのがおすすめです。
なお、「元のリトリンのURLだけ変更して使い回す」方法もありますが、旧URLから新URLへ自動で転送されるかどうかは公式ヘルプで明言されていません。旧URLを保存してくれていた読者が迷子になる前提で、貼り替えと告知を必ずセットにするのが安全です。
もうひとつ、移行直後のひと工夫として、元のリトリンのいちばん上に「〇〇関係のリンクは新しいページに移動しました」というテキストを1〜2週間ほど残しておくのがおすすめです。告知ポストを見逃した人も、いつものページを開けば移動先の存在に気づけます。整理を急ぎすぎて読者の動線を断ち切らないことが、移行をスムーズに終わらせる最大のコツです。
コピペで使える移行告知文例
告知は「何が変わったか」「読者に何をしてほしいか」の2点が伝われば十分です。トーン別に3つ置いておきます。
文例1: 丁寧に伝えたいとき
- 【お知らせ】プロフィールのリンク集を整理しました。〇〇(ジャンル名)関係のリンクは、今後こちらの夢垢(@アカウント名)のリトリンにまとめています。ブックマークしてくださっていた方は、お手数ですが新しいURLへの貼り替えをお願いします。
文例2: 気軽に伝えたいとき
- リトリンを夢垢ごとに分けました! このアカウントのプロフィールに貼ってあるリンクが最新です。前のページを保存してくれていた方は、新しい方に更新してもらえるとうれしいです。
文例3: 固定ポスト用の短文
- 〇〇関係のリンクはプロフィールのリトリンに集約しています(△月△日に整理しました)。作品・感想窓口はすべてそちらからどうぞ。
夢垢の世界観をデザインで分けるコツ
せっかくリトリンを分けたなら、開いた瞬間に「こっちの夢垢のページだ」と伝わるデザインにしておきたいところです。ここは凝りだすと無限に時間が溶けるので、効果の大きい順に3つだけ紹介します。
色と画像をお相手キャラのイメージで統一する
ページの背景色・リンクボタンの色・テキストカラーを、お相手キャラのイメージカラー(髪や瞳、衣装の色)や作品のテーマカラーでそろえるだけで、ページ全体に没入感が生まれます。クールなキャラならネイビーやシルバーの寒色系、明るいキャラならオレンジやイエローの暖色系、といった具合です。
背景画像は、プロフィールアイコン用の正方形画像と、スマートフォンの壁紙サイズが目安の縦長画像を夢垢ごとに用意します。著作権フリーの素材を探すならunsplashやPexelsが定番で、商用利用可能な写真が多いため、夢垢の数だけ選び分けても素材切れしにくいです。リンクボタンのアイコンも、ICOOON MONOやFLAT ICON DESIGNのフリー素材に差し替えて、小説リンクには本のアイコン、マシュマロには手紙のアイコンをあてると統一感が出ます。
紹介文やリンク名をその夢垢のキャラクターの口調で書く
デザインと同じくらい効くのが、テキストの書き分けです。pixivへのリンクをただ「pixiv」とするのではなく、「綴ってきた物語の在り処」のようなポエティックな表現にしたり、キャラクターの口調で「俺との思い出、ここで読めるぜ」と書いたりするだけで、訪れた人の印象に残ります。
ジャンルごとの口調の引き出しを増やしたいときは、プロセカ夢女子のリトリン作り方テンプレのようなジャンル別の作例を見ると、書き分けのコツがつかみやすくなります。
記念日やイベントに合わせて片方だけ模様替えする
リトリンを分けておくと、お相手の誕生日や記念日に、その夢垢のページだけ期間限定で模様替えできます。背景をお祝い仕様に変えて、トップに「〇〇、お誕生日おめでとう」のテキストを置くだけで特別感が出ますし、もう片方の夢垢の世界観を壊す心配もありません。長編小説を連載しているなら、最新話リンクの上に「これ以降はネタバレ注意」というワンクッションのテキストを挟んだり、最上部をお知らせ欄にして「△月△日、新作を投稿しました」と常設したりするのも、分けたページならではの小回りです。
複数リトリン運用のよくある質問
最後に、複数アカウント運用でよく挙がる疑問に、確認できた事実の範囲で答えておきます。
複数アカウントを作るのは利用規約違反になりませんか?
結論として、リトリンで1人のユーザーが複数のアカウントを作成することは問題ありません。リトリンの利用規約に複数アカウントの所持を禁止する明確な記載はなく、それどころか公式ヘルプには複数アカウントの作成方法を案内するページが用意されています。作り方が公式に説明されている使い方なので、罪悪感を持つ必要はまったくありません。
間違えて同じメールアドレスで登録しようとするとどうなりますか?
すでに登録済みのアドレスで新規登録しようとすると、「このメールアドレスは既に使用されています」という主旨のエラーが表示され、先に進めなくなります。システム側で重複登録を止めてくれるため、既存のアカウントが上書きされたり、設定済みのページが消えたりする心配はありません。エラーが出たら、別のアドレスを用意して再挑戦してください。
スマートフォン1台で複数のリトリンを切り替えるコツはありますか?
いちばん確実なのは、前述の「編集ページURLのブックマーク+パスワード管理アプリの自動入力」の組み合わせです。補助として、ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)を使う手もあります。通常モードでA夢垢のリトリンにログインしたまま、シークレットモードでB夢垢にログインすれば、ログアウトを挟まずに両方を触れます。
複数のリトリンから本垢や身バレにつながる心配はありませんか?
リトリン側が勝手に別アカウントとの関係を公開するような仕組みは確認されていませんが、身バレの原因はたいてい自分の設定の使い回しです。具体的には、本垢と同じメールアドレスやIDの文字列を夢垢のリトリンURLに流用しない、アイコンや背景画像を本垢と共通にしない、自己紹介文に普段のニックネームを書かない、の3点を守れば、リンク集経由でたどられるリスクはかなり下げられます。夢垢ごとに専用メールアドレスを作る運用は、管理のためだけでなく、この意味でも効いてきます。
リトリン以外で夢垢のプロフィールをまとめられるサービス
リトリンのデザインがしっくりこない夢垢が1つだけある、という場合は、その夢垢だけ別サービスを使う選択肢もあります。プロフィールまわりのツール比較は夢女子向け関係性シート作成アプリの使い方も参考になりますが、ここでは定番の3つに絞って特徴を紹介します。
シンプルな1枚カード型の「profcard」
profcard(プロフカード)は、名刺のような1枚カード型のプロフィールページを作れるサービスです。リンクを並べるより、自己紹介や好きなものを文章でしっかり伝えたい夢垢に向いています。自己紹介ポストに添える名刺代わりの1枚として使いやすい存在です。
作品を自動で一覧化できる「potofu」
potofu(ポトフ)はクリエイター向けのプロフィールサービスで、XやpixivなどのSNSと連携すると投稿作品を収集してギャラリーのように一覧表示してくれます。夢小説や夢絵を量産している夢垢なら、活動の歴史がひと目で伝わるポートフォリオになります。
デザインを追い込みたい人向けの「Carrd」
Carrd(カード)は海外発のサービスで、ドラッグ&ドロップの直感操作でデザイン性の高い1ページサイトを作れます。英語のサービスですが簡単な単語が分かれば使えるので、リトリン以上に世界観を作り込みたい上級者の夢垢に向いています。
新しいリトリンを公開する前の最終チェックリスト
ページが完成したら、公開前に次の3点だけ確認しておきましょう。ここを飛ばすと、来てくれたフォロワーをがっかりさせたり、思わぬ事故につながったりします。
- 設定した全リンクが正しく機能するかテストする。公開URLに実際にアクセスして、リンクボタンを1つずつタップし、意図したページに飛ぶか確認します。リンク切れは、作品を読みに来てくれた人の熱を一瞬で冷まします。
- 対応する夢垢のSNSプロフィール欄を新しいリトリンURLに更新する。古いURLが貼られたままだと、新しいページを作った意味がなくなります。移行の場合は告知の固定ポストもここで済ませます。
- 個人情報や本垢につながる情報が紛れていないか読み返す。本名や普段のニックネーム、本垢のIDをうっかり書いていないか、公開前に全テキストを見直します。感想フォームなどの外部サービスを埋め込む際に、設定ミスでメールアドレスが表示される状態になっていないかも、念入りに確認してください。
まとめ|分けるか迷ったら判断基準に戻ればいい
この記事では、夢垢ごとにリトリンを分けるかどうかの判断基準から、複数アカウントの作成手順、管理術、プロフィールの書き分けテンプレ、移行時の告知文例までをまとめてきました。
覚えておいてほしいのは、次の3点です。
- リトリンは別のメールアドレスさえ用意すれば夢垢の数だけ無料で作れる。公式ヘルプに作成方法が案内された、正規の使い方
- 分けるかどうかは判断チェックリストで3つ以上当てはまるかと「3秒でだれ向けか伝わるか」で決める。迷ったら、まず1つの中で見出し分けから
- 分けた後はパスワード管理アプリ・編集ページのブックマーク・対応表の3点セットで管理し、移行するときは貼り替えと告知を必ずセットにする
リトリンを分ける目的は、アカウントを増やすことではなく、それぞれの夢垢の世界観を守ることです。デザインや言葉選びにまでこだわった専用ページは、単なるリンク集ではなく、フォロワーにとって夢の世界への入り口になります。あなたの夢垢活動が、より快適で楽しいものになりますように。
