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JO1夢小説の歩き方|投票で生まれた11人と書く距離感

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検索窓に「JO1 夢小説」と入れたまま、しばらく投稿日時を眺めて指が止まる。そんな時期があるアイドル夢創作の入口で、JO1の名前を出すかどうか迷う書き手は少なくない。日本のサバイバルオーディション「PRODUCE 101 JAPAN」を経て11人になったグループは、視聴者投票でデビューが決まったという成り立ちそのものが、夢小説の書き手と読み手の距離感に影響している。練習生時代から見てきたファンが多い分、本人の人生と地続きの感覚で読まれることがあり、創作の前提を整えておかないと小さな表現でも誤読を生みやすい。

このページでは、JO1の夢小説をこれから書く人・読む人に向けて、養成所文化と日本国内のアイドル夢文化の交差点で守りたい作法を整理した。実在グループを題材にする以上、本人や公式に届かない場所で楽しむという前提を中心に置いて、JAMsと呼ばれるファンダムの中で長く続けられる書き方を一緒に考えていく。

目次

オーディション発グループの夢小説が持つ独特の重さ

国内の既存アイドルグループと、JO1のようなサバイバルオーディションを経たグループでは、夢小説を書く時に意識しておきたい前提に差がある。グループの成り立ちそのものがファンの記憶と結びついているため、創作の温度感も少し違う場所から始まる。

PRODUCE 101 JAPANは、視聴者の投票によって最終11人のメンバーが決まる構造の番組として放送された。練習生時代の課題曲、グループ評価、個人練習の映像が長い期間にわたって公開され、ファンは候補生それぞれの努力の過程を共有しながら投票してきた経緯がある。デビュー前から続いている関係性の長さが、本人の人格と二次創作のキャラクターを混同させやすい構造を生みやすい。

夢小説を書く時に気をつけたいのは、「番組で見た本人の発言や行動」を素材として直接使わない姿勢だ。練習生時代の発言、合宿シーンでの涙、メンバー同士の支え合いは、視聴者の中に強い印象として残っている。しかし、これらを夢小説の中でそのまま使うと、本人の発した言葉や行動の解釈に踏み込みすぎてしまう。番組で見た出来事は記憶の素材として留め、夢小説の中では別の文脈で再構築するのが安全だ。

夢主との関係性を立ち上げる時の足場として、夢主テンプレの作り方|プロフィール項目と例文を参考にしながら、夢主の職業や年齢を先に決めておくと、本人の年齢層やキャリアと自然に重なる距離感を計算しやすい。

JAMsと呼ばれるファンダムの感覚を踏まえる

JO1のファン名称「JAMs」は、グループのデビュー時にファンとの絆を意識して名付けられた経緯がある。ファン側もこの名称を意識して、本人や事務所に対して敬意を持ったマナーで活動してきた歴史が積み重なっている。夢小説を発信する場合も、この感覚から大きく外れない振る舞いを意識しておくのが現実的だ。

JAMsの中での暗黙のマナーは、SNS上での創作物の扱い方に表れている。X(旧Twitter)で本人や公式アカウントのメンション、公式ハッシュタグ(#JO1 #ジェイオーワン など)に夢小説の投稿を絡めないのは、ファンダム内では基本中の基本として共有されている。検索エンジン経由で本人や事務所の関係者の目に届く可能性のあるタグ運用は、ファンダム全体の評判を下げかねないため、独自タグや鍵垢運用に切り替える書き手が多い。

楽曲のリリースイベントや音楽番組への出演時期は、本人や事務所のSNS発信が活発になるため、公式と地続きの場所での創作公開のタイミングも調整した方が無難だ。新曲の発表直後やコンサート期間中は、ファンダム全体の検索ボリュームが上がり、夢小説が予想外の場所に拡散することがある。活動の節目を意識して、創作の公開タイミングを慎重に選ぶ書き手の姿勢は、JAMsの中で広く共有されている。

夢小説サイト全般の選び方については夢小説サイトの種類と選び方|書き手・読み手別ガイドで扱っているので、自分の創作スタイルに合った投稿先を改めて検討してみるのも良い。

養成所文化と日本国内アイドル文化の交差点

JO1は日本のオーディション番組から生まれたグループだが、PRODUCE 101 JAPANは韓国版「PRODUCE 101」のフォーマットを下敷きにしている。練習生がトレーニングを積みながらデビューを目指すという養成所システムは、韓国のアイドル業界で先に確立されてきた仕組みだ。日本のオーディションとして再構築されたとはいえ、韓国の養成所文化の影響を一定程度受けている構造になっている。

このため、JO1の夢小説を書く時には、K-POP的なRPF(Real Person Fiction)文化と、日本国内のアイドル二次創作文化の両方の前提を踏まえておくと安全度が上がる。K-POPの夢小説は海外ファンダムでの議論の蓄積があり、本人や事務所に届かない場所での創作、楽曲歌詞の引用回避、メンバー名のタグ運用への配慮といった共通認識が成熟している。一方、日本国内のアイドル夢小説は、個人サイトや夢小説プラットフォームでの匿名投稿という文化が長く続いてきた。

JO1の夢小説を書く時は、両方の文化のマナーを部分的に取り入れる折衷案が現実的だ。具体的には、AO3のようなRPF対応プラットフォームに上げる場合は海外ルールに合わせる、国内の夢小説サイトやpixivに投稿する場合は日本の匿名投稿の慣習に従う、Xで発信する場合は公式タグや本人メンションを避ける、といった使い分けが基本になる。

K-POPアイドル夢小説のマナーについてはスキズ夢小説のマナー|K-POP夢主と海外RPF文化でも触れているので、日韓両方の養成所システムを背景にしたグループの創作に関心がある人は、こちらも参考になる。

メンバー実名と楽曲歌詞の扱い方

JO1夢小説で気をつけたい技術的なポイントが、メンバー実名と楽曲歌詞の扱い方だ。線引きを最初に決めておくと、書きはじめてからの迷いを減らせる。

メンバー実名の扱いは、タイトルやメタデータと本文を分けて考えるのが、海外RPF文化と日本のアイドル夢小説の現実をすり合わせた標準的なやり方だ。検索性を確保するためにタイトルや投稿先のタグでメンバー名を出す一方、本文ではイニシャル化、ニックネーム化、もしくは役割呼びに置き換えて、検索エンジンや本人周辺の関係者の目に直接触れにくくする工夫が広く採用されている。本人のSNSアカウントを夢小説の投稿にタグ付けしないのは、JAMsの中でも暗黙の基本マナーだ。

楽曲歌詞の引用は、原則として避けるのが安全な選択になる。日本の著作権法における引用の要件(必然性・主従関係・明瞭区別)を、夢小説の中で歌詞を雰囲気作りに使う形で満たすのは難しい。歌詞を直接引用する代わりに、楽曲のテーマやムードを自分の言葉で描写する方が、創作物としても法的にも安全度が高くなる。「あの曲のサビが流れる夜に」という暗示的な書き方なら、特定の楽曲を想起させつつ、引用には該当しない範囲に収まる。

本人がVLIVEやYouTubeチャンネル、SNSで発した言葉を素材にする時も、引用ではなく自分の解釈に置き換えるのが安全だ。「本人がこう言っていた」という事実から出発しつつ、夢小説の中ではキャラクターの解釈として再構築する書き方を意識すると、事実と創作の境界が読者にも伝わる。番組内での発言も同じ扱いで、記憶の素材として消化してから書く方が長く読まれる作品になりやすい。

メンバー匿名化の具体的なテクニック

本文中で実名を直接書かないテクニックは、海外RPF文化を取り入れつつ、読者に誰の話か伝わる工夫として積み重ねられてきた。JO1の11人構成だからこそ使い分けられる呼び方の幅がある。

最も使われるのは、イニシャル表記だ。ファーストネームのアルファベット頭文字を取って「Sくん」「Kさん」のように呼ぶ方法が普及している。読者は文脈とイニシャルでメンバーを特定できるため、検索を経由しなくても解読が可能になる。一文字だと被るメンバー同士は、二文字の略称(例: 「Sho」「Sky」のような区別)を使うこともある。

ニックネームや愛称ベースの呼び方も有効だ。メンバー同士で呼び合う愛称や、ファンダム内で広く定着している通称を使うと、読者の頭の中でキャラクターのイメージが立ち上がる。ただし愛称も本人由来の情報なので、SNS発信の引用にあたらないよう、創作の中で再構築する形で使うのが望ましい。

役職や立ち位置で呼ぶ手法もJO1には合っている。リーダー、メインボーカル、メインダンサー、ラップ担当といった役割呼びは、メンバーの個性を残しながら名前を伏せられる便利な表現だ。グループ内のポジションが明確に分かれているJO1のような構造では、この呼び方が物語の文脈作りに自然に馴染む。

匿名化は単なる規制回避ではなく、関係性を描く道具にもなる。夢主が一番近い推しは下の名前のイニシャル、夢主と仕事で関わるメンバーは役職呼び、それ以外のメンバーは群像としての描写、という三層構造を作っておくと、人間関係が文字面だけで伝わりやすくなる。設定をまとめる時にはコテキャシートに書くことと作り方を参考に、11人分の呼称ルールを一枚にまとめておくと、執筆中の表記揺れを防げる。

R18描写と名誉毀損につながる表現を避ける

実在人物を扱う以上、フィクションでも越えてはいけない線がある。R18描写と名誉毀損につながる表現は、JO1夢小説でも特に気をつけたいポイントだ。

R18描写は、海外ファンダム的にはロック必須、もしくは扱わないのが主流の感覚になっている。AO3のような海外プラットフォームでも、本人実在モチーフのR18作品はタグ管理が厳格で、誤って一般読者の目に触れる構造を避ける仕組みが整っている。日本のサイトで公開する場合も、年齢制限ページの設置や、検索エンジンに拾われない場所での公開が前提だ。本人のSNSと地続きの場所(Xの公開投稿など)でR18描写を行うのは、JAMsの中でもアウトとされる場面が多い。

名誉毀損につながる描写も避ける必要がある。本人の人格や行動を否定的に描く、犯罪行為に関与させる、現実の人間関係(他メンバーや家族、関係者)を性的・暴力的な文脈で扱うといった内容は、フィクションでも本人の社会的評価を下げる可能性があるため、創作の自由の範囲を超えてしまう。「これは創作です」という前置きは法的な免責にならないので、書き手の側で自衛する姿勢が必要だ。

メンバー同士の関係を描く夢小説でも、本人たちが公の場で示している関係性を逸脱しないラインに留めるのが無難だ。本人たちが「兄弟みたいな仲」「グループとしての家族」と言っている関係性を、ファンの創作で恋愛関係に発展させる場合も、本人や事務所の見解との距離感を意識しておきたい。番組内での絆エピソードや、デビュー後のリアリティ番組での発言を、創作の中で恋愛関係の根拠として直接引用しない姿勢も含まれる。

夢主と推しの距離感の設計については夢小説の夢主に自己投影できない悩み解決で書いたように、人それぞれ心地よいラインがある。本人や周囲への配慮と、書きたい衝動のバランスを取りながら、自分のラインを少しずつ見つけていくのが現実的だ。

本人や公式に届かない場所での創作を徹底する

JO1夢小説の根本原則は、「本人や公式に届かない場所での創作」という前提を守ることだ。この前提が崩れると、ファン活動全体の評判に影響しかねない。

本人に届かないための具体的な工夫は、検索エンジンに拾われにくいプラットフォーム選び、SNSでの公式メンション回避、本人や事務所のサポート窓口に作品リンクを送らない、ファンレターに自作SSを同封しないといった、地味な積み重ねになる。本人や事務所の関係者がエゴサーチしそうなキーワード(メンバーのフルネーム+公式ハッシュタグの組み合わせなど)での投稿は避け、独自タグや鍵垢で運用する書き手が増えている。

公式に届かないための工夫として、二次創作物を商業的に販売しないことも重要だ。JO1の夢小説をBOOTHやpictSQUAREで有償頒布する場合も、本人や事務所の収益と競合する形での販売は明確にアウトの範囲に入る。無償公開、もしくは印刷代程度の頒布に留めるのが安全圏として共有されている。

ファン同士の交流でも、本人のSNSに作品リンクを貼らない、本人や家族・関係者のプライバシーに踏み込む内容を書かない、本人が「夢小説のことをどう思っているか」を直接聞こうとしないといった配慮が必要になる。番組のオーディションを応援してくれた視聴者投票という背景を踏まえると、本人の人格を尊重した創作姿勢が、ファンダム全体の長期的な評判につながっていく。

JO1夢小説を長く続けるための姿勢

最後に、JO1の夢小説を長く健全に楽しむための姿勢を整理する。実在グループの二次創作は、書き手の心構えで楽しめる期間が大きく変わる。

書きたい衝動と、本人や周囲への配慮のバランスを取る訓練が必要になる。書きたい場面が浮かんだ時に、「これは本人に届いた時に困らない内容か」を公開前に一度確認する習慣を持つと、無意識のうちにラインを越える事故を防げる。書く前の段階ではなく、書いた後の公開前のチェックでも構わない。誤字脱字のチェックと同じタイミングで、本人配慮のチェックも入れておくと、習慣として続けやすくなる。

ファン仲間との交流は、温度感の近い相手を選ぶのが楽しみを長続きさせるコツになる。RPFに対する考え方はファンによって幅があり、「夢小説そのものが嫌い」というファンも一定数存在する。SNSで作品を共有する時は、相互フォローや鍵垢など、ある程度クローズドな場所を選ぶと、ファンダム内の摩擦を避けやすい。

JO1の活動状況に合わせて、創作のテンションを調整する工夫もある。大きな発表やコンサート時期は本人や事務所の発信が活発になるため、公式と地続きの場所での創作公開は控えめにする。逆に活動の谷間の時期は、ファン同士で創作を楽しむ余裕が生まれやすい時期になる。番組のオーディションを応援してきた視聴者として、本人の活動の節目を尊重する姿勢を持つと、創作の場所と時間を選びやすくなる。

JO1の二次創作は、日本のオーディション文化と韓国の養成所文化、そして海外RPF文化と国内アイドル夢小説文化の、いくつもの交差点に位置している。複数の文化の良いところを取り入れながら、本人や公式に届かない場所での創作という前提を守って、自分なりのJO1夢小説を見つけていきましょう。

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